Greg Brewerインタビュー

【グレッグ・ブリュワー】カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校でフランス語の講師をしていたグレッグはフランスでの留学時代に、ヨーロッパの文化やワインと生活との結びつきを実体験したことをきっかけにワインの世界に入る。1996年、グレッグはサンタ・バーバラのワインショップで出会ったスティーヴ・クリフトンと意気投合し、一緒にワイナリー「ブリュワー&クリフトン」を設立。

1997年からは同じサンタ・バーバラのサンタ・リタ・ヒルズにあるメルヴィル・ヴィンヤーズ&ワイナリーのワインメーカーとしてもワイン造りを始め、短期間でサンタ・バーバラを代表するワイナリーへと進化。

ブリュワー・クリフトン、メルヴィルで成功を収めたグレッグは「21世紀の注目すべきワインメーカー」「新世代のスーパースター」と呼ばれ、彼の造るワインはいつも高い評価を得ている。

グレッグ・ブリュワーさん

グレッグ・ブリュワーさん

武村: グレッグのワインには昔からお世話になってるよ

グレッグ:  ありがとう!

武村: トライベッカグリルでソムリエをしていたときは、毎日のようにアシュリーのピノ・ノワールをお客様に勧めてたんだ。まぁ、自分がフランスワイン好きだっていうことは変えられないんだけどね。でもグレッグのワインはカリフォルニアの中でも本当に素晴らしいワインだと思う!お世辞抜きでね!

グレッグがワイン業界に入るきっかけになったのは何だったの?フランス語を教えてたって聞いたけど?

グレッグ:  そうなんだ。ロスで育ったんだけど、大学はUCサンタ・バーバラに行ったんだ、それもフランス語の先生になる勉強をする為に。 それで小遣いを稼ぐ為に、家庭教師をしたり、地元のサンタバーバラの某ワイナリーのテイスティング・ルームでアルバイトをしたりしたんだ。 お金が欲しくて始めたんだけど、仕事をしているうちに夢中になってさ。なんだか自然にワイン業界に興味をもち始めたんだよ。

僕はシンプルな考え方が好きなんだよ。 だから毎日同じ事を繰り返す仕事が好きだし、物事を生産するのに向いているタイプなんだ。あとは、ワイン業界というビジネスにも興味がでてきて、 こうやって来日したりして自分のワインのプロモーションをするのも好きだよ。ワインを造ってるだけじゃ、飽きるだろうし、こうやって世界中を飛び回っているだけじゃ、それはそれで飽きるから、その全てがバランスが取れているから自分の仕事が好きなんだ。あとは春夏秋冬を感じられる季節感のある仕事だし、もう今年で21年目だけど自分の仕事が大好きだよ!
ブリュワー・クリフトンは17年前にパートナーのスティーヴと一緒に初めたんだ。ワイナリーのコンセプトの美学は日本の文化に似ている所があると思う。

武村: え?

グレッグ:  そう。僕の生い立ちには日本の「風景」と「精神」があったんだよ。建築家・芸術家だった祖父と祖母は日本人ではなかったんだけど、 デザインに日本の要素が感じられるものが多かったんだ。そんな「日本的」な環境で育ったんだけど、ここ10、12年位に、自分の中でもその精神が宿っていることに気付いたんだよ。 自分自身が日本人的に物事を考えるという訳ではなく、自分が造り出す物に必然と日本的要素が出ているんだね。

僕の思考回路はとても「消去法」に似ているんだ。 いつも考えている事なんだけど、どうやったらもっと声をソフトにして話せるかとか、人生全てにおいて、どうやったら自分から様々な要素や部分を取り除く事によって、 もっとインパクトを与えられる人間になるかを考えている。
例えば、楽譜から音符を抜いたり、キャンバスから色を取り除いたりすることで、もっとインパクトある作品に仕上げるかということ。
ブリュワー・クリフトンはもちろんだけど、メルヴィルでもそんなことを意識しながらワインを造っているのさ。
だから、どの畑から収穫されるブドウも同じように扱うんだ。この畑は、この方法で、とか、そんなエキストラなことは考えない。だからワイナリーでの作業はとてもリズミカルでシンプル且つクリーンなんだ。でも、だからこそぶこつになってしまう部分もあって、ワインに自分のエゴを押し付けたり、足りない物を補ったりしないからね。あるがままにワインを造って、それをみんなに飲んでもらいたいんだ。

ワインの生涯をストーリーにすると、僕はブドウがワインになるまでの1章に関わったに過ぎない。ただそれだけなんだよ。ブリュワー・クリフトンでのワイン造りにおいて、この思考がとっても日本人的だと思うんだよね。

武村:  なるほど。なんだか、日本人の僕らよりも日本という物を考えているんだね。感心するわ。
ブリュワー・クリフトンのシャルドネのスタイルはどんな説明が適切かな?

2009 ブリュワー・クリフトン マウント・カーメル・シャルドネ

2009 ブリュワー・クリフトンマウント・カーメル・シャルドネ

グレッグ:  サンタ・リタ・ヒルズのシャルドネは柑橘系の味がするんだ。レモンやライム、時にはアガベの香りもする。ミネラル感もあるし、 しょっぱい一面もあるんだ。これらは全部、プランクトンを含んだ砂質の土壌と、海から畑に吹き込む潮の香りがする風からくるんだ。

その中でも特に、マウント・カーメル・シャルドネは古樹が多く、丘の上にあり、6エーカー程の畑で、造り始めてから今年で11年目になるんだけど、 どこか、ぶっきらぼうな印象で、 ブリュワー・クリフトンのワインの中では引き締まってる中にもクリーミーな口当たりなんだよ。
その反面、単一畑でない、サンタ・リタ・ヒルズのアペレーションワインはもっと鋭くて生き生きとしていて、 舌にまとわりつくような酸味がある。これはワインを造る過程で、混ぜ過ぎたり、いじったりしすぎないからなんだよ。
でも、どちらのワインにも若い時に感じられる、この、ぶっきらぼうな印象は ブリュワー・クリフトンのワインのスタイルなんだ。 手をかけず、シンプルだからこそ、ブドウが育った環境と親密になれるのさ。

武村: マウント・カーメルの畑は自社畑なんだっけ?

グレッグ:  いわゆるね。設立当初は購入したブドウでワインを造っていたんだ。しばらくは良かったんだけど、やっぱり安定した品質を確保するのが難しくて。
年によっては、同じ畑でも違う区画からブドウが入ってきたり、収穫のタイミングに関してもあまり口をだせなかったり・・・ マウント・カーメルは2005年から畑をリースする形で、自分たちで管理し始めたんだよ。
30年のリース期間で所有権はないけれど、自社畑という感覚でいいと思う。 2007からのブリュワー・クリフトンのワインはほとんどが僕たちが管理している「自社畑」から成るブドウで醸造してるよ。

地元のロンンポーク (Lompoc)では広大な土地を所有している地主が多くてさ、管理が大変で行き届いていないんだ。ざらに1,500~2,000エーカーとか所有している家族がゴロゴロいて、そのなかで10エーカーだけでも僕たちがリースすれば、1エーカーにつき$100,000だとしたら、彼らにとってはそれだけでもかなりの収入になるでしょ。
これこそウィン・ウィンなのさ。

武村: 醸造に関してはどんな方法で?

グレッグ:  シャルドネもピノ・ノワールも新樽は一切使わない。全てが中古の樽だから、忠実なワインができる。そしてピノ・ノワールは除梗を一切行わないんだ。リスキーな醸造方法だけれども、ブリュワー・クリフトンにとって、とっても大切なことなんだ。

通常、サンタ・バーバラやサンタ・リタ・ヒルズのピノ・ノワールは「円形」なんだけど・・・

武村: 円形とは?

グレッグ:  例えば、シースモーク、フォリー、ローリングのワインはどっしりしていて、 黒いフルーツが感じられて、丸みを帯びた印象じゃない?

武村: そう言われればそうだね

グレッグ:  それだよ。 非常に美味しいと思うし、それはそれでいいと思うんだ。
でも僕らのワインは四角形なんだよ。

武村: ??

グレッグ:  茎を残しておくことによって、そのフルーティーさと香りを若干抑えることをしているんだ。
口当たりもスムーズになるんだ。だから茎を残して醸造することによって、ワインが円形ではなく四角形イメージ、茎がワインに骨格を与えているんだよ。

この骨格があるから、ピノ・ノワールの醸造にも新樽を使わなくてもいいのさ。 この茎が皮の色素を吸い込むから、ブリュワー・クリフトンのピノ・ノワールはいつも色が薄く仕上がるんだよ。口当たりも香りも、とてもユニークなワインだから、ブラインドで出されてもすぐにわかる。

Brewer Clifton Winery

Brewer Clifton Winery

武村: ちなみにメルヴィルでも同じ作法でワインを造っているのかな?

グレッグ:  基本そうだよ。メルヴィルもブリュワー・クリフトンも同じ哲学だよ。メルヴィルでも新樽は一切使用しない。
でもメルヴィルでは収穫分の1/3から半分は除梗しているんだ。 だからメルヴィルのワインはブリュワー・クリフトンにくらべて、柔らかくて優しくて、もう少し「円形」に近いんだ。

武村: そのメルヴィルとブリュワー・クリフトンでの醸造の違いは、グレッグがそうしたいからなの?
それとも畑がグレッグにそうしろと語りかけているからなのかな?

グレッグ:  うーん。1997年にメルヴィルの話を持ちかけられた時に、実験としてパートナーのロン・メルヴィルと共に、 全房発酵のワインと、1/3除梗下ワイン、それから完全除梗の3つのワインを試飲して比べたんだけど、結果1/3除梗したワインが一番美味しいのではないか、 という結論になったんだ。
それ以来毎年、収穫されたブドウの状態を見ながら、1/3除梗を意識して造るようにしているんだよ。
ただし、生産量がうんと少ない畑の場合は例外で完全に除梗する場合もあるかな。

武村: さっき言ってた、除梗をしないことによるリスクというのはどういうこと?

グレッグ:  ポリシーとしてやっているんだけど、必ずしも全房発酵が最適とは言えないんだよね。だから2001年に除梗マシンを買ったんだ。もし何かあったときに使えるようにさ。

武村:  それはどんな時につかうの?

グレッグ:  そうだね、例えば、とある畑のとある区画のとあるブドウ房が強風により、粒のいくつかが落ちてしまって、粒:茎の比率が高いときに使うかな。

武村: なるほど!グレッグのワインの色が薄いのはそれが理由だったんだね。
おなじピノ・ノワールなのにグレッグのワインは赤くてキラキラしてるけど、他のワインメーカーの同じ畑のものは紫で濃厚なものもある。
グレッグ:  同じくらいの糖度で収穫してるんだよ!だからやっぱり茎がワインにあの輝きと明るみを与えるんだよ!

武村: ブリュワー・クリフトンではシャルドネとピノ・ノワールを造っていて、メルヴィルではそれの他にシラーやヴィオニエも造っているよね。それはどういう経緯で?

グレッグ:  ブリュワー・クリフトンが始まったときは、パートナーのスティーブと一緒に、他のワイナリーとも協力しあったりしていたんだ。
その時に何十種類ものワインを造っているワイナリーと一緒に作業をしていたことがあって、勉強になったんだ。でも僕らはもっと絞って集中したワイン造りをしたかったんだ。メルヴィルの場合はシラーやヴィオニエが既に植えられていただけのことだよ。

ピノ・ノワールは優しく丁寧に注意を払って見守って上げなきゃいけないブドウ。一番上の娘を育てる感じ。その反面、シラーはピノ・ノワールよりも6週間程遅くに熟すから、ピノ・ノワール育てが終わった後に、少し気楽にシラー育てが始まる感じ。
でもシラーも除梗しないし、その辺の育て方は同じなんだよ。

武村:  ローヌの品種だから難しいということはないの?

グレッグ:  ないね。でもヴィオニエは手が焼けることもあるかな。ヴィオニエは酸が全くなくて、僕のワインメイキングでは酸が基本なんだ。
さっきの四角形の話は赤ワインだけど、白ワインの場合は砂時計を思い浮かべるのさ。

武村: ほう。

収穫したブドウを破砕、人の足で踏むと、 ブドウの種や茎、果栓が潰れないため、 まろやかな果汁が得られる

収穫したブドウを破砕、人の足で踏むと、 ブドウの種や茎、果栓が潰れないため、 まろやかな果汁が得られる

グレッグ:   歴史的に天候のあまり優れていない地域をみていると、例えばシャンパーニュとか、砂時計の一番狭い真ん中の部分を通過する事が出来るブドウが最良のブドウだとすると、ブドウが雨にさらされたり、状態の悪い物になってしまうと、砂時計の上の部分、つまりワイナリーでなんらかの加工をしなくては、砂時計の中心部を通過させることができないんだ。
足りない部分を補う事をして始めて砂時計の一番細い所にたどり着く。でも良い生産者は畑でちゃんとしているから収穫した時にすでに手を加えなくても砂時計を通れるブドウがワイナリーに入ってくる。

ヴィオニエの話に戻ると、僕は完熟したヴィオニエを収穫するんだ。周りには酸を残すために早めに収穫する友人もいるが、それだとあまり旨味のないワインになると感じてる。
デキの悪いヴィオニエは、重たくてとても飲めたもんじゃない。だからメルヴィルのヴィオニエではブドウが完熟して酸がとても低い状態でワイナリーに入ってくる。 低温発酵、ステンレスタンク熟成、乳酸発酵はしない、早めの瓶詰め、出来る限りのことをしてフレッシュ感を残すんだ。
ヴィオニエのエキゾチック感がたまらないから、完熟したブドウからどれだけのキレを出すかが僕の仕事なんだよ。

武村: グレッグのワインは長期熟成に向いていると思うかな?

グレッグ:  もちろんさ、かなり長い熟成が可能さ。シャルドネとピノ・ノワールはアルコール度数と酸味が保存料になるし、僕の造るワインは手を加えることを最低限に抑えているからさ。
あまり手を加えすぎると、リリースされた時に既に疲れてしまっているワインが出来あがる。僕のワインはラッキングもしないし、本当に自然にそのままにしているから、瓶詰後もいきいきしているんだ。
悪く言うと、僕のワインは若い時はまだ「生」で緊張しているので、飲んでエンジョイできるようなワインではないと思う、でも長期熟成を意識して造っているわけじゃないんだよ。結果的に、「あ、もつね・・・」みたいなかんじだよ。
まぁヴィオニエに関しては性質上早めに飲んだ方がいいけどね。
最近、90年代後半のシャルドネを飲んだんだけど、今でも本当にフレッシュだったよ。ステンレスで熟成した白ワインはその中でも特に良く熟成しているよ。

武村: ロバート・パーカーはグレッグのワインを気に入っているようだね。大昔だけど、グレッグのワインがDRCのラ・ターシュの香りにそっくりだって書いてたのを読んだ記憶がある。

グレッグ:  そうだね。ボブはうちのワインの信者でいてくれているからありがたいよ。実際に僕のワインがラ・ターシュに似ているかはわからないけど、まぁメディアに名前が出た事は悪い事ではないからね。

ボブは濃厚でガッツリしたワインしか好きじゃないとか言われているけど、僕のワインはそれの真逆だよ。
だからそう決めつけるのはフェアじゃないし、ボブはなによりワインが好きでやっているからね。

また人生論になっちゃうんだけど、生産者がどんな作法でどんなワインを造っているかは、ちゃんと理由があって、それを信じているならば問題ないと思うんだ。
例えば、僕は新樽は使わない主義だけど、僕の友人が新樽が大好きで、それを心底信じているならば、それをサポートしたいし、僕はそのワインをきっと好きになると思う。 だって、造った人の信念が伝わってくるんだから。ブリュワー・クリフトンとメルヴィルのワインを好きじゃない人はそれはそれでいいと思う。
その人の気持ちは僕には変えられないから。でもこれだけは約束するよ。僕が造るワインは1本1本それぞれに深い愛情と信念のもとに造られていてことを。

最近では、ワインも食事も、音楽やアートも、あまり心をうごかす感動を与えてくれるものが少ないと思うんだ。ヨシもヴェリタスでは、きっとクレージーなレベルのワインを沢山扱ったんだろうけど、その中で、心を動かすワインが沢山あっただろ?

武村:  あったけど、高くて心を動かさないワインも同じくらい沢山あったよ。

グレッグ:  そうだよね。でも人生は短いんだから、僕は自分のワインを飲んでもらって、そんな感動を覚えて欲しいと思っているんだ。その機会を与えるのが僕の仕事でもある。

武村:  過去の18年の中で、特別にお気に入りのヴィンテージとかはあるの?

グレッグとソムリエ武村

グレッグとソムリエ武村

グレッグ:  サンタ・バーバラは悪い天候というのがないからね~。でも2007年は特別かなぁ。あ、別に何か良いことがあった訳ではないんだけど、全ての要素がちゃんときっちり収まるべき所に収まったというか。
収穫量も、経済も、天候も、経理的な数字も。
ボブとも話してたんだけど、彼が2007年を試飲しに来た時に、同じ説明をしたらってたよ。
でもそんな、ごく普通の日々が一番幸せに感じることがあるんだよね。
キャヴィアと高級シャンパンがなくても、人生に幸せを感じる時もあるってことだよ。単なる「グッド・デイ」が幸せなんだよ。

武村: グレッグはその他地域からワインを造ってみたい願望はあるの?

グレッグ:  うーん、ないね。僕は1アペレーションに限定するのが好きなんだ。この方が、気が散らないし、集中できるからさ。サンタ・バーバラと親密になれるし、何をやっていいのか、やってはいけないのか、完全に把握することができる。

例えばだけど、電話1本で、ロシアン・リヴァー・ヴァレーのブドウをわけてもらうのは簡単さ。でも僕がそのブドウを買うのはちょっとフェアじゃないと思うんだ。
ロシアン・リヴァー・ヴァレーには、ロシアン・リヴァー・ヴァレーの地元でそのブドウを使ってワインを造りたいと思っている人がいるはず。そんなコネだけで横取りしたくはないんだ。

武村: グレッグはサンタ・リタ・ヒルズの重鎮だからね。

グレッグ:  そうかも。 僕は物事を動かすのがあまり好きじゃないんだ。そっと見守ってあげるのが好きなんだ。
よくいるじゃん、イタリアに旅行に行って、現地で飲んだワインが素晴らしかったから、それをカリフォルニアで造りたいとか言うヤツ。まぁ、造れるだろうけど、また言って楽しめばいいじゃんと思ってしまうんだ。

武村: 家ではワイン飲むの?

グレッグ:  ソーヴィニヨン・ブランが好きかな。どちらかというと軽めのワインが好きだよ。でもリースリングも飲んだり飲まなかったり。
赤の気分になったり、ならなかったり、なんか気まぐれといえばそうかな。
あ、最近はカベルネとかメルロ、ボルドーが好きかな。

武村: へえ、意外だな。

グレッグ:   いいんだよ。大昔だけど、僕もカベルネを造ってたんだよ。でも、気楽でいい。カベルネは、一歩下がって客観的に飲める。
フランスワインも好きだよ。でもどちらかというと、外食するときに、レストランで飲むパターンかな。
高いし。あ、でもシャンパンだけは家飲み用にも買うよ。大好きだから。

武村: 日本のワインはどう思う?

グレッグ:  そうそう、 実は以前、日本で甲州を飲んで、とっても感動して、アメリカに甲州を持ち込もうと本気で考えた事があった。家に帰って現実に戻ったけどね。
僕も人のこと言えないな。
サンタ・リタ・ヒルズ産の甲州は、話題になったと思うし、面白みもあっただろうけどさ、甲州は日本の甲州の専門家に任せておいた方がいいかと思ってさ。だから自分は甲州生産者としてじゃなくて、甲州大使として活躍するよ。

武村: 日本も今若い醸造家が世界レベルのワイン造りを目指して頑張っているので、色々飲んでみてよ。

グレッグ:  おぉ、それは楽しみだよ、今回の来日でまた感動的な甲州に出会えるかな。

 

以下、現在iwineで販売中のブリュワー・クリフトン、メルヴィルのワインです。

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